英国UKCAマークの最新動向
イギリスのUKCAの実施動向について、最新情報を以下と共有させて頂きます。
お役に立てれば幸いです。
1)UKCA対応地域について
・北アイルランド地域を除き、その他地域にUKCAマークを適合及び対応。
・北アイルランドはCE或いはCE+UKCAマークの対応必要とのことです。
※弊社の参考見解では、英国へ出荷際、CE+UKCA両方取得して、通関及び販売するのは無難と見解しております。
2)マークのサイズについて
UKCAマークのサイズ、縮小及び拡大等、オリジナル内容等文字化けや英文字形等変更しではならない。且つ、マークの高さ≧5mm必要、それより小さい場合、特別の規定に応じれば良いですが、その他、指定範囲標識は義務となります。
基本は製品の本体に貼る、或いは製品外箱へUKCAマークを表示するのも問題ない、当然、製品の取説書及び他の標識対応方法。
3)対応範囲について
UKCAマークの対象となる製品には、低電圧製品、機械器具、無線製品、測定器、おもちゃ、ヨット、圧力容器、電磁両立性機器、非家庭使用計量機器、エレベーター、防爆製品、圧力容器が含まれます。
個人用保護装置、ガス製品、屋外装置、エアロゾル、エコロジカルデザイン、制限された危険物など。UKCAマークの特別規則の対象となる製品には、医療機器、鉄道関連製品、建設製品、民間爆発物が含まれます。
4)UKCAマークを実施について
・2021/1/1から実施有効
・CEマークは英国市場では2022/1/1迄使用容認。
※EU連邦はCE法規の基準変更される場合、
CEマークの製品は2021/12/31前でも英国側で販売出来ない可能性があります。
※医療機器、鉄道関連製品、建設製品、民間爆発物の場合、上記の時間規制は適用されません。
5)今後の影響について
・2022/1/1迄、CEマークの標識の使用は可能です。
・2022/1/1以後、北アイルランド地域を除き、その他地域にUKCAマークを使用必須となります。
※英国は完全に脱EUのため、今後、英国側の独自基準とEU異なる場合があります。
随時に英国側の動向を知っておきれば、迅速に対応(在庫処理、未出荷分の切り替え等)、損失最小限に抑えられると推測します。
今後、英国側の安全規格規制に関する動向情報等、鮮度ありな情報が入り次第、改めて皆さまと共有させて頂きます。
但し、弊社安全規格認証機関ではない、提示しました情報は飽くまでもご参考程度で誤解がないように宜しくお願い致します。
金辰電子株式会社(Frecom Japan)
2021.4.20